同級生二次創作SS「螺鈿細工の月−第二章−」 ◇ 第六話-起点- ◇ 「出張…?」 「はい。一週間ほど行ってもらう事になりそうです、他の者では無理なようで…」 舞との旅行の為に無理矢理スケジュールを調整した皺寄せか、黒川は一週間程の出張を余儀なくされた。 秘書を兼ねる早田の報告に頷きながら、黒川は苦虫を噛み潰したような表情を見せた。 一週間、舞の傍を離れるのは気に入らなかったが、全ての基板となる仕事を疎かにする訳にもいかない。 気持的には不満ではあったが、黒川は早田の言葉に従って出張を決めた。 「後の事は早田に任せてあるから、舞は普段通りにしていればいい…」 「はい…」 見送る舞の頬に手を伸ばして別れを惜しむと、黒川は山部の運転する車の後部座席へと乗り込み、空港へと向かった。 舞の背後で同じように黒川を見送った早田は、車が消え去るのを見届けると、自然な手付きで舞の肩へと手を伸ばす。 「さあ、お部屋へ戻りましょう」 「あ…はい……」 その手を振り払う訳にもいかず、舞は早田に肩を抱かれながら、マンションのエレベーターへと消えていった。 それが舞にとって、地獄のような一週間の始まりだとも知らずに。 部屋へと戻った舞は上着をクローゼットへと収め、白いタートルネックのセーターに、赤いタータンチェックのプリーツスカートという格好で、ゆっくりと革張りのソファーへと腰を降ろした。 戻りのエレベーターの中で、早田から見せたい物があると言われていたのだ。 言われるがままに大人しくソファーに座って待つ舞の前に、一本のビデオテープを手にした早田が現れた。 「見て頂きたいのは…これです」 そう言ってリビングにあるビデオデッキにテープをセットすると、リモコンを手に舞の隣へと腰を降ろす。 大きく足を組んで座る早田に、普段とは違う態度の変化を感じながらも、舞は大型のテレビ画面へと視線を向けた。 早田が手元のリモコンを操作すると、大きな画面いっぱいにノイズが走り、不意にそのノイズが収まって画像が現れる。 始め、そこに何が映し出されているのか、舞には全く何か解らなかった。 だが次第に画像が鮮明になり、早田の操作によって音声のボリュームが上げられていくと、ようやく舞もそれが何かを理解した。 それは男女が裸で絡み合っている姿。いわゆるアダルトビデオだと舞は思った。 「な……何を見せるんで………」 微かに頬を染めながら、隣に座る早田を睨みつける。 だがしかし、画面から響く男女の声に、舞の表情が固まった。 それは間違いなく男女とも聞き覚えのある声。男は黒川の部下である山部の物、そして女は…。 「…み……美……沙……ちゃん……?」 激しく脈打つ鼓動に胸元を押さえながら、ゆっくりと画面へと視線を向けていく舞。 視線の焦点が合い、画面に映し出された男女の姿を明確に捉え、その姿が誰であるのか判断していく。 ほんの一瞬の動作が、とても長い時間のように感じられた。 そして、画面の中で山部に組み伏せられ、愛撫を受けて嬌声を漏らしているのが美沙であると確信した。 ゆっくりと力が抜けていくように、胸元を押さえていた舞の両腕が崩れ落ちた。 「ど……どう…して………」 力無くゆっくりと立ち上がり、画面へと近づいていく舞。その表情は青ざめ、手足は微かに震えている。 そして画面の前に立ち、そこに映し出されているのが美沙に間違いないと確認すると、思わず口元を押さえて目頭に涙を浮かべる。 そこに映し出された美沙の変わり果てた姿に、舞の胸が強く締め付けられた。 何故なら、この映像を見せ付ける以上、美沙の身に及んだ悪夢の原因は舞にあるのだ。 舞は零れる涙を振り払いながら、ソファーの上で足を組んだままの早田へと詰め寄った。 「どういう事なんですか!、み…美沙ちゃんが…どうして!?」 「見ての通りですよ」 「ぜ…絶対に変よ!、美沙ちゃんが……あ、あんなっ………」 舞が言葉にするのを躊躇った現実。 画面の中の美沙は明らかに喜びの声を上げており、その表情は恍惚としていた。 普段の健康的で爽やかな笑顔からは想像もつかない、それは淫らで艶やかな女の顔。 美沙がそんな顔を見せる事も舞にとっては大きな衝撃であったが、同時に美沙が明らかに喜んでいる事に混乱する。 美沙はその行為を強要されているのではなく、自らも求めているのだ。 でなければ、あのように恍惚とした喜びの表情を見せたりはしない。 「本当は舞お嬢様を抱かせるように言ったんですがね、どうしても黒川が手放さないんで…お友達に身代わりになってもらいました」 部下であるはずの早田は黒川の名を呼び捨てにし、美沙が舞の身代わりであると明言した。 予想していたとは言え、その現実に舞は打ちのめされる。 早田はソファーから立ち上がると、舞の背後へと回り込みながら言葉を続ける。 「お友達も初めは嫌がってたんですがね…今ではほら、ご覧の通りですよ」 早田の言う通り、画面の中では美沙が山部に貫かれ、特徴的なポニーテールを揺らしながら喜びの叫びを漏らしていた。 画面の横のスピーカー越しに響く、その甘い声音が耳朶から舞を刺激する。 微かに体温が上昇していくのを感じながら、耳にこびり付くその声を振り払うかのように、舞は激しく頭を振った。 「……どうして……美沙ちゃんまで巻き込むの……あ、あの人に言って止めさせてもらうわ!」 「…それは…お友達のこの姿が皆に知れても構わないと?」 早田のその言葉は、「黒川に言えばビデオをばら撒く」と言っているのと同じだった。 黒川の助けを借りる事が出来ないとなれば、舞には美沙を救い出す術など残されてはいない。 口惜しそうに唇を噛み締めながら、舞は振り向きざまに早田の頬へと平手を見舞った。 「…卑怯者!」 赤くなった頬を軽く撫でながら、早田は冷ややかな瞳で舞を見つめ返す。 その鋭い視線の力に屈するかのように、舞は踵を返して再び早田に背を向けた。 少しだけ俯いたその表情は悲しみの色に染まり、頬を涙の筋が伝って零れ落ちていく。 「…ごめんね………ごめんね……美沙ちゃん………」 口元を掌で覆い、小さな嗚咽を漏らしながら、自分の身代わりとなった美沙に謝り続ける舞。 背後の早田は舞に打たれた頬を摩りながら、怒りと悪意に満ちた視線で舞の背中を射抜いていた。 そしておもむろに口を開くと、あくまでも平静を装いつつ、細い肩を震わせている舞に囁きかけた。 「…このまま、お友達を見捨てますか?」 早田の言葉に、思わず舞の背中が微かに震えた。 このまま涙を流して謝罪の言葉を呟いたところで、美沙が救われる訳ではない。 そして美沙を救い出す事ができるのは、舞以外には居ないのだ。 例え、自分の身に起こるであろう事が想像できていたとしても、舞は美沙を放っておく事など出来はしない。 早田達によって辱められるのだと解っていても、それを選ぶしか手段は残されていないのだ。 「……何でも…します…私にできる事なら………だからもう……美沙ちゃんには……」 早田へと背を向けたまま、舞は美沙を救う為に残された最後の手段を取った。 自分の身代わりであると明言した以上、自分を差し出せば美沙が解放されるのは間違いないのだ。 黒川へと身を捧げる事を決意した時のように、舞は再び自らを犠牲とする事を選んだ。 長い間、自分を押し殺して“桜木家の長女”を演じ続けてきた辛さに比べれば、多少の辱めなど恐ろしくは無い。 美沙が陵辱から救われるのであれば、舞はどんな事でも受け入れようと心に決めた。 「…彼女の仕事も引き受けてもらいますよ?」 舞の言葉を受けて、早田は背後から舞のセーターの裾へと手を伸ばすと、その前を胸元まで捲り上げていく。 思わず反射的に早田の手を押さえようとした舞だったが、美沙を救う為と、恥かしさを堪えて両手を下ろした。 滑らかな腹部と下着が露になっていくのを、舞は肩先を震わせながら必至に耐え続ける。 胸元までセーターを捲り上げると、早田の掌はそのまま下着を上へと押し上げ、形の良い乳房を零れ落とさせた。 「…し…仕事って……?」 乳房を晒す事の恥かしさから逃れるかのように、舞は早田の言葉に対して浮かんだ疑問を口にする。 だが、早田はそれについては何も語らず、黙って舞の乳房へと手を伸ばした。 そして背後から乳房を包み込むようにして両手の掌に収め、荒々しく揉みほぐし始める早田。 瞼を閉じて俯いたまま身を任せる舞に、早田は背後から耳元に囁きかけた。 「そのうち教えてやるよ…たっぷり可愛がってからな」 完全にその獣の本性を現し、口調も一変した早田は、舌なめずりしながら舞の首筋へと唇を押し付けていく。 そのおぞましい感触に背筋を震わせながら、舞は必至に悪寒を堪える。 早田は乳房を包み込んでいた片方の手を少しずつ下ろしていき、腹部を経由してプリーツスカートの生地の上へと辿り着かせた。 そして綺麗に折り目のついたスカートを片手で起用にたくし上げ、太股の内側へと掌を滑らせていった。 滑らかなその肌触りを確かめながら、早田の手は太股の内側を緩やかに撫でていく。 「どんな声で鳴くのか…楽しみだぜ」 スカートの中へと潜り込んだ手は、ショーツの上からその中心部分を擦り上げる。 乳房を揉みしだきながら乳首を摘み上げられ、ショーツの上から秘唇の間を擦り上げられ、舞は次第に快感が悪寒を押し退けていくのを感じ始めていた。 早田の言葉の通り、毎夜の如く舞は黒川に抱かれ、その肉体は女として日毎に成熟しつつあった。 それ故に、早田の乱暴な愛撫にも素直に反応してしまい、そこから快感を全身へと広げていく。 「あっ……い…嫌っ………」 「何が“嫌”だよ…お前はこの身体を売って家の借金をチャラにしてもらったんだろうが」 「ち……違う……そんな……んんっ……」 「違わねぇよ、お前がそのへんの売春婦と変わらねぇって事を…たっぷりと解らせてやる……」 早田の指先が擦り上げるショーツの中心からは、確かに微かな水音が響きつつあった。 「いま戻りましたー……って、もう始めてるんすか」 黒川を空港へと送っていた山部が戻った頃には、既に舞はショーツ一枚だけの姿にされており、ソファーに座った早田の足元に跪いていた。 そして拙い手付きで男性器を手にし、その広がった先端へと愛らしい舌を伸ばして這わせていた。 一度だけ、南の島で黒川に行った事のある口での奉仕。 だがしかし、黒川に対して行った時のような昂揚感も、不思議な充足感も感じられる事は無く、ただ嫌悪感だけが胸に広がる。 「ずるいなぁ…約束したじゃないですか。舞ちゃんは俺の自由にさせてくれるって…」 「まぁそう言うな…」 苦笑いを浮かべる早田に不満げな表情を見せた山部だったが、すぐに気を取り直すとネクタイを緩め始める。 そしてスーツを脱ぎ捨てて下着一枚になってしまうと、早田の足元に跪いている舞の背後へと近づいた。 「ほら舞ちゃん…このまま四つん這いになって」 山部は舞の腰を抱くようにして、早田の物へと奉仕をさせたまま四つん這いにさせた。 すると、既に染みの広がったショーツの中心が、背後に立つ山部の目に触れた。 「へぇ………純情そうに見えたんだけどなぁ…」 愉快そうな笑みを浮かべながら呟くと、山部は手を伸ばして舞のショーツを降ろしていった。 丸く柔らかそうな尻が露になり、続いて蜜を溢れさせた秘唇が顔を覗かせ、ショーツの中心との間に愛液の糸を引かせる。 乱暴な早田の愛撫と、黒川以外の男に奉仕しているという思いが、舞の官能へと火を灯し始めていた。 山部は膝の辺りまでショーツを降ろしてしまうと、片手の指で秘唇を左右に開き、その奥で蠢いていた膣口へと指先を潜り込ませた。 「んんっ……!!」 「もうオ○ンコぐしょぐしょじゃん…意外と淫乱なんだ?」 恥辱を煽る山部の言葉に、舞は目尻に涙を浮かべながら早田への奉仕を続けた。 しかし、山部が膣内へと潜り込ませた指先を動かし、ゆっくりと抽送を始めるとその動きも止まってしまう。 黒川の優しさのある愛撫ではなく、山部のただ欲望に忠実なだけの愛撫に、舞の身体は恐ろしいほど敏感に反応してしまった。 一気に溢れ出す愛液の量を増やしながらも、必至に声を殺して悶える舞。 快感のままに声を上げてしまう事が、そのまま早田達に屈した事になるように思え、舞は唇を噛み締めて堪え続けた。 「ほら…口を休ませるなよ」 「は……はい………んぁっ…!!」 山部の愛撫に翻弄される舞に、早田はやや冷めた口調で言い放つ。 その言葉に促されて再び奉仕を再開する舞だったが、手の動きも舌の動きも、襲い来る快感によって断続的になってしまう。 山部の指の動きによって溢れ出した愛液は、雫となって太股を伝うまでになり、全身の肌が艶やかな桜色に染まりつつあった。 膣内は異物であるはずの山部の指先を締め付け、襞は絡みつくように纏わり付き、膣内全体が指先をより深く導こうと蠢きだす。 山部はざわめくように指先に絡みつく膣内の感触を楽しみながら、同時に念願の舞の秘所を目の前にして我慢の限界に達していた。 「早田さん…」 やや上目遣いに早田の表情を覗いながら、山部は身につけていた下着を脱ぎ捨てた。 呆れたような笑みを口元に浮かべつつ、早田は黙って頷き返した。 早田にとって桜木舞という女は道具でしかない。いや、彼にとって女性全てが、仕事の上で利用できる道具でしかなかったのだ。 それに対して一方の山部は、どこまでも自分の欲望に正直であり、貪欲なまでに深い欲望の持ち主である。 二人は黒川の部下という点で立場は共通なのだが、実際には早田がそんな山部に女性をあてがい、思いのままに操っていた。 それに何より、山部という男は女を虜にするのが上手かった。それは技術云々と言った話ではなく、貪欲な山部の欲望に相手が飲み込まれてしまうのだ。 「へへへ……じゃ、遠慮なく…」 心底嬉しそうな笑みを浮かべて、山部は四つん這いになった舞の背中へと覆い被さっていった。 膣内へと進入していた指先が消え、狂おしい程の快感から解放された舞は再び奉仕を再開していたが、二人のやりとりと雰囲気から、いよいよ“その時”が来るのを悟っていた。 山部の手が舞の腰を捕らえて、自分の腰の高さへと少しだけ持ち上げる。 そしてまさに、思わず舞が首を廻して背後を覗おうとした瞬間、限界まで張り詰めていた山部の男性器が、舞の膣内へと打ち込まれた。 まだ黒川以外の男を受け入れた事の無い場所。そこへ遠慮の無い動きで山部の物が潜りこんでいく。 「んぐぅっ……!!」 経験豊富とは言えないまでも、幾度となく黒川に抱かれた事によって、舞の身体は以前よりも遥かに成熟している。 事実、山部の愛撫や早田への奉仕によって舞の身体は顕著な反応を見せ、膣内はさしたる抵抗も見せずに男性器を受け入れた。 舞の膣内の襞はそれぞれが生き物のように蠢きながら絡みつき、暖かく湿った感触で山部の分身を締め付けながら、奥へ奥へと誘うかのように蠢く。 それは今までに抱いたどの女とも比べ物にならない、挿入しただけで山部を虜にしてしまう程の感触だった。 「これが…舞ちゃんの膣内かぁ…すげぇ…」 感嘆を漏らしつつ、山部は重力に引かれて体積を増している舞の乳房へと手を伸ばし、両掌で包み込むようにして揉みしだきながら、更に奥深くへと腰を進めた。 舞は挿入された瞬間から早田への奉仕が疎かになり、早田の下半身にしがみ付く様にして、辛うじて四つん這いの姿勢を保ち、強引に理性を奪おうとする快感に抵抗し続けていた。 しかし、次第に山部の抽送が加速していくに連れ、噛み締められていた唇の間から、甘ったるい声音が漏れ始めてしまう。 「あっ……あぁんっ……くふぅ……んっ…!」 溢れ出す蜜に水音を響かせながら、山部は夢中になって舞の身体を貪った。 形の良い豊かな乳房を掌の中で様々な形に変形させ、背中へと覆い被さり、首筋へと唇を這わせていく。 その間、何人もの女を夢中にさせてきた物で、舞の膣内を縦横無尽に貫き、擦り上げていった。 (…どうして……なの………あの人じゃないのに……私……) 黒川に抱かれ、快感に満たされる事を、舞は黒川を愛するが故だと思っていた。 だがしかし、今、舞は現実に直面していた。 山部に荒々しく貫かれ、早田への奉仕を忘れてしまう程に、舞は激しい快感を得ていた。 それは様々な要因が重なり合った結果なのだが、その一つとして山部と舞の身体の相性というのもあったのかもしれない。 魅惑的な舞の肉体を前にして、完全に肉欲の権化となってしまった山部。 けして巧みとは言えない山部の技術ではあったが、その溢れる欲望を露にした行為に、舞は完全に流されていた。 しかし、ただ闇雲に舞を蹂躙するだけではなく、初めて舞を抱くとは思えない程に山部は的確に舞の弱点を見抜き、そこを激しく責めたてた。 「あぁぁっ……んっ…んっ…あ、あああっ…!」 覚悟を決め、意を決して早田の陵辱を受け入れたはずであったのに、思惑もない、ただ欲望に忠実なだけの山部に抱かれて、戸惑いつつも舞は感じていた。 それも、今までに感じた物を遥かに凌ぐ快感を。 山部の男性器は肉襞を纏うように絡ませながら前後し、その先端は舞が最も弱い部分、子宮口をリズミカルに叩く。 そして望まぬ相手に抱かれているという現実と、相手の姿の見えない体位とが、舞の恥辱を煽って更に快感を増幅させていった。 完全に奉仕を忘れて喘ぎ続ける舞。 それを冷ややかな眼差しで見つめていた早田は、舞の上半身を座っていたソファーへと預け、二人を残して部屋を後にした。 「あっ、あっ、あんっ、あんっ、んんっ、はぁぁっ!!」 執拗なまでに乳房を両掌で蹂躙しながら、山部は灼熱の鉄杭のような肉棒を舞へと打ち込み続けた。 まるで陵辱される事を歓び、自らも山部を求めているかのように、舞の膣内からは次々と大量の愛液が溢れ出し、最高潮に達した抽送を更に潤滑にしていく。 そして、自らの意思を持った生き物であるかのように蠢き、熱い襞を絡ませて締め付ける膣内に、山部も限界を迎えようとしていた。 「うっ…く……そろそろ出すよ…舞ちゃんの膣内に…」 「えっ……あっ、やっ…膣内は…いやっ……んんっ!、あっ、あっ、あぁぁぁぁぁっ!!」 山部の言葉に舞が驚きの表情を微かに見せた瞬間、打ち付けた腰を震わせながら、山部は舞の膣内へと射精していた。 勢い良く流れ込む熱い精液に、舞はソファーへと顔を埋めながら小さく達していた。 「ふう……」 「もう終ったのか?、お前にしては珍しい…」 「え…いやぁ…」 半分程萎えた物を舞の膣内から抜き取った山部に、戻って着た早田が薄笑いを浮かべながら声をかけた。 その手には小型のビデオカメラが握られており、それを見た山部は好色な笑みを早田に返した。 「すぐに始めますか?」 「あぁ……ここからが本番だ」 力無く床に腰を降ろした舞へと、二人の男の視線が注がれる。 早くもステージの第二幕が明けようとしていた。 <続く> [ 戻る ] |